「豊岡ぶどう」大粒で甘い 査定会で出来栄え確認

180908budou1.jpg 葡萄部は9月8日、出荷が最盛期を迎えた「豊岡ぶどう」の品位査定会を開き、今季の出来栄えを調べました。生産者らが豊岡営農生活センターに持ち寄ったブドウの平均の重量や糖度は、いずれも前年の数値を上回る出来。関光明部長は、「7月以降の雨不足で生育を心配したが、かん水対策など生産者の適切な栽培管理により着色も良く、大粒で甘いおいしいブドウに仕上がっている」と話していました。

 会場には18人の部員が持ち込んだ、主力の「ピオーネ」など12種類36点が並びました。部員、JAや行政の職員らが房や粒の重さ、糖度を測定。平均糖度は前年より0.8高い18.7、平均粒重は前年より2.4g重い17.0g、平均果房重は前年より77.6g重い659.6gという上々の結果でした。生産者らは測定後に試食しながら今季の出来栄えや出荷規格を確認していました。

 葡萄部では44戸が約11haで「ピオーネ」や「シャインマスカット」など大粒系のブドウを生産しています。「豊岡ぶどう」のブランド名で東京の洋菓子店やJA直売所などのほか、贈答用として全国へ出荷。11月中旬までに3tの出荷を見込んでいます。