地元の伝統野菜「八代オクラ」を収穫し給食で味わおう

IMG_4222.jpg JAたじまの日高農産物直売所出荷部会は八代おもいやりネットと豊岡市日高学校給食センターの協力で93日、豊岡市立八代小学校の全校生徒34人に在来種「八代オクラ」の収穫を指導しました。食と農業、伝統野菜への理解を深めることを目的としています。

 八代オクラは一般的なオクラが5角なのに対し、8角以上。太くて大きくやわらかいのが特長です。八代地区で自家消費用として約60年前から栽培されてきました。現在5戸が栽培しており主に大阪の市場や、JA産直レストランに出荷しています。

 611日に児童が定植した200本のオクラは、児童の背丈を超えるまでに成長していました。収穫の仕方を学んだあと、食べ頃の10センチ程度のオクラを見定め、ハサミで切り取りました。この日収穫した約3キロのオクラと不足分を農家から補填し、同給食センターに納入します。管内の小中学校9校、約1700人に96日の学校給食で「おくらのスープ」として振る舞われました。

 この日初めて収穫体験をした児童は「思ったより大きくて太くてびっくりした。給食がとても楽しみ」と笑顔で話し、収穫体験指導した吉岡亮さんは「八代の宝として残っているので、地域の文化として後世に残していきたい」と語っていました。