実エンドウ収穫盛ん 800箱出荷目指す

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 但東営農生活センター管内で実エンドウの収穫が最盛期を迎えています。但東町野菜生産組合実えんどう部会では生育は順調で、昨年より100箱多い800箱(14キロ)の出荷を見込んでいます。
 豊岡市但東町では今季13人が約70アールで栽培しています。同組合では生産している作物のうち、ピーマンの生産量が約半数を占めますが、農閑期の仕事のひとつとして実エンドウを栽培しています。例年並みの5月中旬から出荷を始め、6月中旬まで豊岡市内の市場を中心に出荷されます。
 退職後に農家に転身し、実エンドウの栽培を始めて3年目の北風順一さん。約3アールに作付けします。病気になると「実エンドウ」として出荷出来なくなるので特に病気に注意して栽培しています。朝一に収穫ハサミを使って、収穫期を迎えた実エンドウを下段から収穫し、M・Lなど規格別に分けて4キロの段ボールに鞘付きでJAに出荷しています。北風さんは「農作業が楽しい。今年度はL規格が多い。昨年は株が風で倒れてしまい出荷量が少なかったが、今年は50箱以上出荷したい」と話していました。
 同センターの西谷和磨営農相談員は「今年は天候が良く、収量も多い。実も充実したものばかりなのでぜひ味わってほしい」と話していました。