「コウノトリ大豆」採種ほ 開花期巡回を行う

IMG_1582.jpg コウノトリ大豆生産部会では、人と自然環境にやさしいコウノトリ育む農法で「コウノトリ大豆」を生産しています。JA職員と豊岡農業改良普及センターの職員が8月6日、豊岡市内にある「コウノトリ大豆」の採種ほ3カ所を巡回しました。生育状況や病害虫、異型などの有無を確認し、今後の管理方法などを伝えました。
 同部会では、長年晩生種の「サチユタカ」を栽培していましたが、収穫が11月になり天候の影響を受けやすい但馬地方には収穫ができないことがありました。そのため5年前から、安定生産に向け早生品種「あやこがね」に転換。10月中下旬には収穫ができるようになりました。
 豊岡市日高町観音寺にある観音寺営農組合は種子を68.8a、コウノトリ大豆を107.2aの圃場で栽培しています。葉の形が細長いものや草丈が他と明らかに違う株、花が紫色でない花は異型として抜き取ること、また、開花期以降は圃場が乾く前にかん水を行うことを学びました。今年は、アブラムシの発生が見られたが生育は順調です。同組合の水田喜彦組合長は「今年は梅雨が長かった。天気にとても左右されている。今後は排水対策が課題。10月の収穫まで頑張っていきたい」と意気込みました。