極早生の多収穫米 収穫始まる

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 豊岡市出石町の田邉直樹さんの田んぼで8月19日、2020年産の極早生多収穫米の収穫が始まりました。JAたじまでは主力の「コシヒカリ」と合わせて、2019年産から「コシヒカリ」よりも成熟期が約2週間早い「ちほみのり」や「つきあかり」などの栽培を導入。生産者の所得の増大や、作期分散に繋げています。

 田邉さんは、今年度「コシヒカリ」を約1ヘクタール、「つきあかり」を約3ヘクタールに作付け。「つきあかり」は大粒で極良食味なのが特徴です。今年は梅雨が長かったですが、8月からは天候に恵まれたため一気に成長しました。収穫は昨年より1週間ほど早いですが、生育は順調です。田邉さんは「収穫量は昨年よりも多くなってほしい。肥料などのタイミングをJAの職員に聞きながら量を調整しながらやっている。これから収穫が忙しくなってくるが、頑張っていきたい」と意気込みました。

 認定農業者である田邉さんは、新規就農者の受け入れによる就農支援を行っています。兵庫県豊岡市が開催している豊岡農業スクールの研修生の岡崎龍也さんは、田邉さんの指導を受けています。この日、岡崎さんがコンバインを使って稲を刈りました。「農業が楽しい。これからも頑張ってやっていきたい」と話した。

 2020年度、米全体の集荷目標を40万袋(130キロ)とし、26日に穀類共同乾燥調製貯蔵施設「こうのとりカントリーエレベーター(CE)」(豊岡市)で初出荷式を開く予定です。