生産販売強化を確認 JAたじま朝倉さんしょ部会役員総会 

210423JAたじま JAたじま朝倉さんしょ部会役員総会.jpg

 JAたじま朝倉さんしょ部会は、生産基盤を確立させ、安定して高品質の朝倉さんしょの出荷を目指します。部会では、栽培技術の向上に加えてPR活動を実施し、販売面でも力を入れることを23日に開いた役員総会で決めました。総会には部会役員やJA職員、関係機関ら約20人が参加しました。

 JAが重点振興品目として掲げている「朝倉さんしょ」は養父市八鹿町朝倉が発祥の地とされ、地名が由来。爽やかな柑橘(かんきつ)系の香りと後に引かない辛さが特徴です。部会が設立した2010年の年間出荷量は約4トンでしたが、年々部会員数と定植本数が増えた結果、20年は但馬全域で約22トンとなり、5倍以上に伸びました。今年度は但馬全域の部会員564人で24トンの出荷を目指します。

 204月には「朝倉さんしょ」で地域団体商標を取得。知名度の向上と生産、販路拡大に弾みをつけます。

 役員改選で新しく部会長に就任した佐藤君直部会長は「新規栽培者に向けた講習会を開くなど、若い人が栽培を始めやすいような環境づくりを目指したい」と話しました。平年より前倒しでの出荷になる見込みです。