香住梨「二十世紀」大ぶりな出来 査定会開く

JAたじま 香住梨品位査定会 0818.jpg 香住果樹園芸組合は8月18日、香美町香住区で栽培される梨「二十世紀」の出荷に向け、今季の出来具合を検査する品位査定会を香住支店で開きました。今季は例年並みの糖度で、大ぶりの梨に仕上がりました。

 査定会では、生産者23戸が持ち込んだ梨を香住営農生活センターの職員と新温泉農業改良普及センターの職員が一つ一つ丁寧に大きさや糖度を調べました。査定の結果、平均糖度は過去5年平均並みの10.1。平均荷重は過去5年平均より30.1g重い、337.2gで、大ぶりの傾向となりました。検査後、出荷日を8月26日に決定しました。出荷は9月中旬まで続きます。

 同組合の駒居勝組合長は「雹害があったが、例年並みの美味しい梨となった。甘みと酸味がとれたシャキシャキとした二十世紀が提供できる」と話しました。

 同組合は、同区内の梨生産者42人で構成され、約13.6haで栽培しています。令和2年度は約57tを市場や贈答用として出荷しました。

 今季は暖冬の影響などで、過去30年で見ても早い開花となりました。授粉作業も順調に進みましたが、春先の雹害、8月の台風被害で果実が落ちるなど多くの被害に見舞われました。今年度は表面に傷などが多いことから、贈答用の出荷はせず、農家応援商品として家庭向けを中心に約110t出荷する予定です。JAでは、今季からファーマーズマーケット「たじまんま」のオンラインショップなどでも予約販売を始めました。

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