お正月需要に向けて 黒大豆選別作業に大忙し

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 正月用の食材として需要が高い特産「丹波黒大豆」の出荷に向けた選別作業が11月29日から、JAたじま和田山営農生活センター管内で始まりました。JAたじまあさご黒大豆部会が生産した黒大豆を、熟練の作業員らが手作業で傷の有無などを確認しました。作業は1月下旬まで続きます。

 丹波黒大豆の生産者からなる部会は今季、79人が約26haで栽培しています。大粒で煮ても皮が破れにくく、色つやの良さやもっちりとした食感が特徴です。今季は約13tの出荷を見込んでいます。

 同JAでは11月中旬から荷受けを始めました。同部会員が収穫した黒大豆は同JAの乾燥調製施設で乾燥、脱穀後、機械で大きさごとに分別されます。仕分けた黒大豆は機械では見分けられない、虫食いや皮の破れを作業員が1粒ずつ確認します。最盛期の12月上旬には、約20人が作業に当たります。選別後の黒大豆は、県内業者を中心に販売して、全国の消費者に届けられます。

 作業員は「機械で選別できない部分もしっかり確かめて、品質のいい黒大豆を届けたい」と今後の意気込みを語りました。

 同センターの竹村裕介営農相談員は「天候不順で栽培は大変だったがしっかりと栽培管理ができており、品質の良い黒大豆に仕上がった」と話しました。