取引先の新入社員が交流田で田植え 大変さを学び業務に生かして

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 生産者や大手米卸の㈱神明、JA全農兵庫、JAたじまで構成するふるさと但馬米振興会は5月23日、朝来市和田山町にある産地交流田で研修会を開きました。同振興会の構成員ら18人が参加し、田植えを体験しました。

 同米の販売を担う神明の新入社員を対象に、同米の取り組み・水稲栽培・生産現場の理解を深めることを目的に平成30年から研修会を開いており、今年で5回目です。この日は、穀類共同乾燥調製貯蔵施設「こうのとりカントリーエレベーター」(豊岡市)で、設備の構造や作業工程などを学んだあと、交流田で田植えを行いました。同社経営企画部の山根夏希さんは「人生2度目の田植え。作業の大変さを改めて感じた。今まで以上にお米や生産者に対する感謝の気持ちを大切にして業務に励みたい」と話しました。

 ふるさと但馬米は化学肥料と農薬の使用を慣行栽培の半分以下に抑えた特別栽培米コシヒカリで、全量を神明に卸しています。令和4年度は879人が約510haで栽培し、1700tの出荷を目指します。今後、6月に生きもの調査、9月に稲刈りを予定しています。