伝統野菜「八代オクラ」 地元児童らが定植体験

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 日高農産物直売所部会は八代おもいやりネットと豊岡市日高学校給食センターの協力で14日、豊岡市立八代小学校の全校生徒25人に対して、伝統野菜「八代オクラ」の定植体験を行いました。児童や教員、その家族の地産地消への意識醸成や、食と農業、伝統野菜への理解を深めることが目的です。学校の食育活動の一環として毎年開いています。

 よく流通しているオクラは五角のものが一般的ですが、八代オクラは八角以上。五角オクラと比べて太くて大きく生長します。実が柔らかく、生食にも向いているのが特徴です。豊岡市日高町八代地区で約60年前から栽培されています。

 児童らは、畑の管理者である同部会の吉岡亮さんの指導の下、苗200本を定植しました。今回定植したオクラは、9月初旬に児童らが収穫し、小中学校9校に提供される予定です。吉岡さんは「今回のような食育活動を通じて、児童らに知ってもらい、伝統野菜を守っていきたい」と話しました。