都市部の米穀店で田んぼ再現 村岡米生産組合

JAたじま 村岡米産地交流会 0612.jpg 村岡米生産組合は12日、卸先の大阪市福島区の米穀店「米蔵人おくむら」で、田植えを体験するイベント「こめやdeたうえ」を開きました。同米の栽培地である美方郡香美町村岡区から同米穀店まで約150km、土と稲を運び、ビニールプールで田んぼを再現。参加者らは、都市部で田植えを楽しみました。
 同米の消費拡大やファン作りが目的。コロナ禍で、3年ぶりに生産者と消費者の交流会を開きました。いつもは産地に消費者を招いていましたが、農業と縁遠い都会の方に向け、変わった活動ができないかと企画しました。
 イベントには、幼稚園児とその親子20組40人が参加。田植え体験のほか、生産者とJA職員が水稲栽培について出前授業を行いました。参加者にはバケツ稲を持ち帰ってもらい、継続して農業に触れる機会を設けています。
 同米は、農薬の使用量を慣行の半分以下に抑えた特別栽培米「コシヒカリ」。同米の消費拡大を目指すことで、倫理的な消費行動(エシカル消費)等により、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献します。