香港日本人学校 農林中金と連携し2度目のお米の授業開催

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 海外に住む子供たちにも農業や農産物に興味を持ってほしいと、JAたじまの直販課米穀担当と農林中央金庫が連携して、昨年に引き続き、香港日本人学校の児童らに向けてオンラインで食育授業を開きました。香港にも輸出している同JA特産の「コウノトリ育むお米」(コシヒカリ)の生産・販売方法などを紹介しました。

 初日の7月12日は香港日本人学校香港校の5年生38人、7月14日は同学校大埔(たいぽ)校の5年生31人を対象に実施しました。直販課米穀担当職員が「コウノトリ育むお米」には化学肥料を使わないなど、環境に配慮しながら栽培していることを説明しました。水田に多くの生き物がいる様子や、精米工場での作業を動画で伝えました。

 児童らから「どうしてコウノトリを大切にしながらお米を作っているのか」などの質問がありました。

 「コウノトリ育むお米」は生産者や行政、JAが一丸となってコウノトリの共生を目指して取り組む「コウノトリ育む農法」で栽培されています。この取り組みは海外でも共感を得ており、現在8ヵ国に輸出しています。香港への同米の輸出は平成29年に4.5tから始まり、令和3年は5.1t輸出しました。

 同JA直販課米穀担当の山口達也さんは「本授業をきっかけに、児童らに安全・安心な食と農について興味を持ってもらえれば」と話しました。