若手職員にも水稲の知識を 但馬各地で現地講習会を開催

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 JAたじまと但馬広域営農団地運営協議会は7月6日、水稲あぜ道講習会が各営農生活センターで本格化する前に、若手職員に向けた水稲栽培現地講習会を合同で開きました。

 研修会にはJAの営農部署に配属5年目以下の職員や水稲担当者、行政職員ら38人が参加しました。兵庫県立農業技術センターの澤田富雄研究員が講師を務めました。職員の知識向上や指導力の強化を目的に初めて開催しました。4月に水稲基礎の座学研修会を同センターで開き、今回は組合員の来店時やあぜ道講習会の開催時に職員全員がしっかりと栽培指導を行えるように但馬各地でコウノトリ育むお米など4種類のほ場を巡回しました。品種や地域による生育状況の違いを学びました。

 参加者らは、澤田研究員が実際に抜き取った稲を見ながら、出穂時期の確認方法や穂肥の散布時期、散布量の判断の仕方など説明を受け、実際に作業するなどし、理解を深めました。

 研修会に参加した八鹿営農生活センターで入組1年目の濱陽は「農業の知識についてまだまだ乏しく、わからないことも多い。今後もこのような研修会に参加して知識を習得し、組合員の皆さんの役に立てるように頑張りたい」と話しました。