特産「たじまピーマン」出荷最盛 750tに向け収量品質上々

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 JAたじまが重点振興品目として掲げている夏秋ピーマン「たじまピーマン」の出荷が最盛期を迎えています。今年は雨が少なく圃場(ほじょう)の水分不足が心配されたものの、生育は順調で品質も上々です。

 7月下旬に出荷のピークを迎え、6月中旬から始まった出荷は11月末まで続きます。関西最大規模の750tの出荷が目標です。7月21日時点で、たじまピーマンの出荷量は129tに達し、昨年同時期の100tと比べて29%の増収となっています。

 「たじまピーマン」は、実が肉厚で歯ごたえが良く、苦味が少ないのが特徴。JAたじまのピーマン協議会では令和7年度、但馬全域で176人が約117000本を栽培します。

 収穫した「たじまピーマン」は、JAたじまピーマン選果施設に運び込まれたあと、選別され袋に詰めていきます。選果施設は11月末まで稼働し、主に京阪神地域に向けて出荷されます。

 豊岡市但東町でピーマンを栽培し、3年目を迎える岡田優輝さんは「天候に恵まれて品質の良いピーマンができ、収量も増えている。子供から高齢者まで、多くの方に味わっていただきたい」と話しました。