若手職員の知識向上へ 水稲圃場で生育調査研修会
JAたじまと但馬広域営農団地運営協議会は7月4日、関係機関の若手職員向けに水稲栽培現地研修会を開きました。JAの各支店や営農生活センター管内で開催が本格化している「水稲あぜ道講習会」に向け、講習を行うJA若手職員の知識向上や指導力の強化をすることが目的です。
JAたじまの営農担当配属5年目以下の職員や、水稲担当者、行政職員ら41人が参加し、講師を県立北部農業技術センターの山本晃一上席研究員が務めました。
参加者が、組合員が来店した際やあぜ道講習会の開催時に、より詳しい栽培指導ができるよう、八社宮営農組合(豊岡)が栽培しているJAたじまブランド米「ふるさと但馬米」の圃場(ほじょう)で、水稲の生育状況の確認方法や病害虫の調査方法を学びました。
現地の圃場では、参加者が実際に稲を抜き取り、幼穂や出穂期に生育が順調か確認する方法や、捕虫網を使った病害虫の調査方法などの説明を受け、実際に作業を体験して理解を深めました。
但東支店(営農)で入組1年目の吉田朝陽さんは「入組直後に業務で調査を経験し、今回の研修で内容の確認とアウトプットをすることができた。組合員のみなさまに正しい情報を伝え、お役に立てるよう深く知識を得ていきたい」と話しました。