高原ダイコン「はたがなる大根」出荷開始 高品質で大ぶりに育つ 畑ヶ平農業生産組合
畑ヶ平農業生産組合は、標高1,000mを超える畑ヶ平高原(新温泉町)で栽培する「はたがなる大根」の出荷を始めました。今年は冬の積雪が多かったことや、6月の雨量が少なかった影響を受け生育が遅れましたが、きめ細やかで柔らかく、高品質なダイコンが育っています。10月上旬にかけて、1,000tの出荷を目指します。
今年の出荷は8月18日から開始。新鮮なダイコンを出荷するため、生産者らは午前0時から収穫を始めます。収穫機や手作業で抜いた「はたがなる大根」は、トラックいっぱいに積まれ作業場に運んだ後、丁寧に洗い等級別に箱詰めします。初日は約30tを京都や神戸、明石の市場に出荷しました。
同組合は3戸で約15haの「はたがなる大根」を栽培。西垣利男組合長は「雪解けが遅く種まきが例年より1ヶ月遅れることや、6月の降雨が少なく水分不足が心配されたが、8月の数日間の雨でダイコンが大ぶりに育った。高品質なものを届けていきたい」と話しました。