盆花の出荷最盛 直売所で需要高まる

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 JAたじまのたじまんま出荷部会では、お盆を前に、菊の出荷作業で大忙しです。連日の厳しい暑さで、苗が傷むなどの影響も見られますが、圃場(ほじょう)では菊が彩り豊かに咲き始め、出荷に向けて順調に育っています。

 同部会北部支部の谷口修部会長は、20aの圃場で輪菊や小菊、スプレー菊などの品種を栽培。お盆に向けて出荷のピークを迎えており、午前4時から収穫した菊を出荷用の袋に詰め、JAたじまのファーマーズマーケット「たじまんま」(豊岡市)に出荷します。出荷作業は終日行われ、1500束を超える菊をお盆の期間終了まで出荷します。

 谷口部会長は「お盆期間のたじまんまは毎年、菊の需要に出荷が追い付かない状況が続いている。1束でも多くお客様に届けるため、出荷作業に励んでいく。但馬を小菊の産地にし出荷量を増やせるよう、新規生産者の獲得や菊づくり講習会にも力を入れていく」と意気込みを話しました。

 JAたじまのファーマーズマーケット「たじまんま」では、8月7日~15日の9日間、お盆フェアを開催。盆花を始め地元の新鮮な夏野菜などが並べられ、来店客で連日にぎわいを見せます。同JAでは、管内最大の花売り場を目指し、菊づくり栽培講習会を開催するなど、生産量増加に取り組んでいます。