連携強化へ 稲刈り研修 JJエリアセンター但馬

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 JAたじま、日本航空㈱、㈱農協観光が20234月に地域活性化のために設立したJJエリアセンター但馬は9月4日、3者の新任担当者を対象に合同体験イベントを開きました。

 今年度は、酒造好適米の田植えから日本酒の蔵出しまでを、年間4回の合同活動として行う予定です。米づくりから日本酒づくりまで1つのことを共同で行う達成感を共有し、但馬の人流と商流を活性化することが目的です。

 5月の田植えに引き続き、豊岡市河谷の圃場(ほじょう)で稲刈り体験を行いました。当日は、東京や大阪などから訪れた関係者20人が参加しました。実習前に、但馬を代表するJAブランド米「コウノトリ育むお米」の勉強会を実施。知識を深めた後、JAの酒造好適米「五百万石」の稲刈りを体験しました。

 同米を生産する河谷営農組合(豊岡市)の川越雄一組合長から稲刈りの手順を教わり、慣れない鎌でていねいに手刈りしました。

 初めて稲刈りを体験した参加者は、「普段見ることのない田んぼや日常的に使うことのない鎌を使うのが新鮮だった。思った以上に重労働で生産者の苦労を実感した」と話しました。

 コウノトリ育むお米は環境に配慮した栽培方法をとるJAのブランド米。栽培は有機JAS、無農薬タイプ、減農薬タイプに分かれています。品種は「コシヒカリ」を中心に、酒米などJA管内の但馬全域で栽培されています。今後は、12月に香美町香住区小原の酒造会社・香住鶴での酒造り・仕込み体験等を予定しています。