「コウノトリ育むお米」豊作祈願 交流田で田植え式

170520kounotori1.jpg 但馬産の特別栽培米コシヒカリ「コウノトリ育むお米」の普及を進めるコウノトリ育むお米推進協議会は5月20日、豊岡市百合地の産地交流田に消費者を招いて田植え式を開きました。消費者や関係者ら約60人が参加し、今年の豊作を願って苗を手植えしました。

 同協議会は、コウノトリ育むお米生産部会、㈱イトーヨーカ堂、東邦物産㈱、全農パールライス㈱、豊岡市、JAたじまで構成。スーパーのイトーヨーカドーでの同米の販売推進に取り組んでいます。

 交流田は平成24年に設けました。産地での様々な農業体験を通して、同米が目指す人とコウノトリが共生できる環境作りへの理解を促し、同米のファンを増やすことが目的です。消費者に田植えや稲刈りなどを体験してもらいます。

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 田植え体験には、県内のほか、千葉や大阪などから訪れた消費者の家族25人が参加。コウノトリが子育てをする巣塔そばで、生産者の指導を受けながら田植えを楽しみました。田植えを初めて体験した女性は、「自宅の周りには田んぼがなく、普段食べているお米がどうやって作られているか子どもたちにも知ってほしかった。生き物がたくさんいて環境の良さを実感した」と笑顔で話しました。

 大原博幸同部会長は、「多くの生き物とコウノトリが棲める豊かな環境で作られていることや私たち生産者の想いが伝わって、よりお米を好きになってくれるとうれしい」と話していました。