兵庫県知事 コウノトリ野生復帰支える「コウノトリ育む農法」農地視察訪問
齋藤元彦兵庫県知事が4月16日、JAたじま管内で栽培されているブランド米「コウノトリ育むお米」(コシヒカリ)の農地視察のため、豊岡市祥雲寺を訪れました。野生のコウノトリの巣もあるほ場で、生きものとの共生を目指す農法への理解を深めました。
農地視察では、農薬や肥料に頼らず、コウノトリのエサとなる生きものが育つ環境づくりで野生復帰を支える「コウノトリ育む農法」について、豊岡農林水産振興事務所の堀川道信所長、コウノトリの郷営農組合代表の稲葉哲郎理事、JAたじまの太田垣哲男組合長から説明を受けました。その後、無農薬栽培の「コウノトリ育むお米」のおむすびを試食しました。
齋藤知事は「コウノトリの野生復帰への取り組みは、農家と地域がうまく共生していて豊岡から世界に発信できる魅力あるもの。コウノトリが身近にいる環境は素晴らしく、おいしいお米にもつながっていることを多くの子どもたちにぜひ見て体感してもらいたい」と話しました。
稲葉理事は「農法の手間や努力を齋藤知事に伝えることができた。この取り組みへの理解をさらに深めてもらうための土台は農業だと思うので、邁進していきたい」と話しました。
この日は、出石そば喰い大会や、兵庫フィールドパビリオンに認定された「コウノトリの郷公園」の訪問も兼ねました。