岩津ねぎ品評会のほ場審査を実施

2017.12.01

 JAたじま岩津ねぎ部会は11月29日、生産者の栽培意欲の高揚と岩津ねぎの生産技術・品質の向上を目的に開く平成29年度岩津ねぎ品評会のほ場審査を行いました。朝来農業改良普及センターの鍋谷敏明所長、同部会の荒川欣也部会長ら審査員9人が、朝来市内20カ所のほ場を見て回り、生育や管理の状況を確かめました。

 同部会では毎年品評会を開き、岩津ねぎの出荷数量、荷姿や栽培管理の適切さなどを審査して優秀な生産者を決めています。11月9日に部会役員とJA職員が、審査の対象となる栽培面積3a以上の生産者約150人から、生育や肥培管理が優れている生産者20人を選出しました。

171129hojousinsa.jpg この日は、同部会、兵庫県、朝来市、JA全農兵庫やJAたじまの職員らで構成する審査員団が20カ所のほ場を巡回。土寄せや排水対策は十分なされているか、雑草や病害虫の防除は適切に行われているか、残さがほ場内に残っていないかなどのほ場管理と、生育は順調で揃っているか、雪除け資材を準備するなど管理上の工夫が見られるかなどの生育状況の5項目を評価しました。

 今後、審査対象となった生産者が出荷した生産物の荷姿などを総合的審査し、特に優秀と認められた生産者を3月に開く生産者大会で表彰します。

 審査委員長を務める鍋谷所長は、「10月末の台風の被害後、今後の生育や出荷数量がどうなることかと心配したが、審査対象となったほ場はより良い岩津ねぎを出荷しようという生産者の努力が見られた。被害に負けないという思いで、良質な岩津ねぎの出荷につなげてほしい」と話していました。