朝来市特産「岩津ねぎ」の簡易移植学ぶ
JAたじま岩津ねぎ部会は16日、朝来市和田山町枚田のほ場で、岩津ねぎチェーンポット定植講習会を開きました。部会役員指導の下、定植前後の管理方法や簡易移植機「ひっぱりくん」の使用方法を学びました。
部会員やJA職員、朝来農業改良普及センター職員など約30人が参加。この講習会は岩津ねぎの定植時期に合わせて毎年開催しています。気象庁によると、今後1カ月の近畿地方の降水量は、平年並みか多い予測です。そのため、軟腐病や、べと病にならないよう、排水対策を徹底するよう促しました。
紙製の鉢が数珠状につながったチェーンポット苗は等間隔で植えることができ、作業時間も短縮できることから、同部会で積極的に導入を図っています。チェーンポット苗を植える簡易移植機「ひっぱりくん」は体へ負担がかかるネギの移植作業を、引っ張るだけの簡単な作業で行える。
今年度新たに部会員になり、5アール栽培予定の田村昌平さん(62)は「指導してもらった通りに自分の圃場で定植し、品質の高い岩津ねぎを栽培したい」と話していた。