岩津ねぎレシピ 過去最高応募数の中から中学生らが大奮闘
兵庫県朝来市特産「岩津ねぎ」を使った料理コンテストの最優秀賞に、同市立和田山中学校2年の安井七都さん、優秀賞に、同中1年の朝倉悠介さんが選ばれました。朝来市から表彰状が同中に届き、3月7日に受賞者らに手渡されました。
同コンテストは岩津ねぎの普及拡大と、地産地消や食育の推進を目的に同市が毎年開き、今年で15回目です。今年から、兵庫県内のみの応募用件を緩和したことで、応募総数は303件と過去最多でした。書類と写真による1次審査を1月に実施しましたが、2月に予定していた、調理を行う2次審査は、新型コロナウイルス感染症拡大を考慮し中止しました。和田山クッキングスクールの田中美智子校長を審査委員長に、市長代理の天野修二副市長、行政、JA和田山営農生活センターの中村成之センター長ら9人が、今回は1次審査のみで優秀なレシピを決めました。
最優秀賞の「岩津ねぎのケークサレ」は、ホットケーキミックスを使用し、材料をよく混ぜパウンドケーキ型に生地を入れオーブンで焼いたものです。岩津ねぎをバターで炒め、甘味をさらに引き出せるように工夫しました。安井さんは「まさか受賞できるとは。とても嬉しい。生地を焼く時間を調整することが一番大変だった。おかず以外にも、メープルシロップをかけてデザートとして食べることもできる」と喜びの声を語りました。
優秀賞の「鱈と岩津ねぎの和風ポワレ」は、冬に旬を迎える鱈をオリーブオイルでかりっと香ばしく焼き上げ、和風ソースとともに盛り付けたものです。岩津ねぎを大きめに切り焼くことで、ネギのとろりとした食感を残すことを心掛けました。朝倉さんは「『岩津ねぎ』の焦げ目をつけることが一番難しかった。驚いたが、受賞できて嬉しい」と受賞を喜びました。