「岩津ねぎ」優良苗を生育へ 生産者へアドバイスを

2022.05.19

220517JAたじま チェーンポット育苗圃場巡回.jpg JAたじま岩津ねぎ部会は5月17日、朝来市内のほ場を回り、チェーンポット苗の生育調査を行いました。部会役員や行政、JA職員ら6人が1日かけて約40カ所を巡回しました。
 岩津ねぎの生産者で組織する同部会は、今季140人が約20haの圃場で栽培しています。部会員の約7割が導入するチェーンポット育苗は、紙製の鉢で苗を育てて専用の移植機を使うことで、苗が数珠状につながったまま等間隔で簡単に植え付けられます。身体的に負担が大きい定植作業を立ったまま簡単に行い省力化できるため、同部会では10年以上前からチェーンポット育苗を導入、推奨しています。
 今回巡回したチェーンポット育苗は、4月中下旬に播種を行ったものです。生育を見ながら病害虫発生の有無、管理状況などを確認しました。今年度は、生産者の管理によって生育に差がみられるものの、おおむね良好です。今後は6月中旬に部会員らに定植講習会を開き、6月下旬頃から各自定植を行う予定です。
 同部会の荒川欣也部会長は「立枯病の被害が見受けられたところもあるので、農薬を散布するなどして早めの予防を心掛けてほしい」と話しました。