伝統野菜「八代オクラ」児童らが定植
JAたじまの日高農産物直売所部会は6月13日、八代地区コミュニティセンターと豊岡市日高学校給食センターの協力で、豊岡市立八代小学校の全校児童11人を対象に、伝統野菜「八代オクラ」の定植体験を行いました。
野菜作りに携わることで、児童に農業や伝統野菜を引き継いでもらうことが目的です。
児童らは、同部会の吉岡亮さん(50)に八代オクラの植え方を教わった後、ほ場で苗を定植しました。オクラは9月上旬に児童らが収穫し、同市内の全小中学校に給食用として提供される予定です。
吉岡さんは「農業や伝統野菜を、引き継いでいくことが大切。これからも、児童に八代オクラの伝統を大事に守ってほしい」と話しました。参加した児童は「八代オクラをポン酢で食べるのが好き。たくさん育って収穫するのが楽しみ」と話しました。
「八代オクラ」は同市日高町八代地区で約60年前から栽培されています。よく流通しているオクラの実は五角ですが、八代オクラは八角以上になり太く大きく柔らかく成長します。伝統野菜を守ろうと2019年から出荷を始め、今年で7年目。生産拡大を目指すため、JAは栽培指導や販売面で協力しています。