地元大学生がたじまピーマン収穫アルバイト 地域理解と労働力支援の定着に向けて
JAたじまは7月26日、管内にある唯一の4年制大学である芸術文化観光専門職大学(豊岡市)の学生に対し、出荷最盛期を迎えているJA特産の夏秋ピーマン「たじまピーマン」の収穫アルバイトを企画しました。労働力不足が深刻化する農家を支援するとともに、地域の現状を学生が体感して地域貢献の機会を得る取り組みと位置付けています。
今回の労働力支援は2回目。5月にはJA特産の実サンショウ「朝倉さんしょ」の収穫を行いました。アルバイトは、同JAのピーマン協議会で3400本栽培しているむらおか夢アグリ㈱(香美町村岡区)の圃場(ほじょう)で行い、学生10人が参加しました。学生、従業員、JA職員で4.5時間作業し約340kg収穫しました。
参加した学生からは、収穫を通じ「どのような過程で、どれほどの労力で農作物が生産されているのかを知ることができ、農家さんの大変さとありがたみを改めて認識できました。現在就職活動を控える中で、農業に関わる仕事をもっと知りたい」と話していました。
「たじまピーマン」は、実が肉厚で歯応えがよく、苦みが少ないのが特徴です。同協議会では、令和7年度には但馬全域で176人が約11万7000本を栽培しており、増産に向けて収穫作業の人手不足が課題の一つにあがっています。
JAたじまは今後も、学生の地域理解と農家所得の増大、地域の活性化を目指して取り組みの定着に向け、検討を進めていきます。