「食べて応援プロジェクト」好評 通販売上一部をかん水装置導入資金に ピーマン協議会とJA全農兵庫
ピーマン協議会が7月下旬から10月末まで、JA全農の通販サイト「JAタウン」内でJA全農兵庫が運営するショップ「あつめて、兵庫。」で行っている「食べて応援!」プロジェクトが好評です。対象の商品1件の注文につき100円を積み立て、ピーマン栽培に必要なかん水装置の導入資金にする仕組み。9月10日現在で200件以上の注文があり、消費者による"応援購入"の波が広がっています。
同協議会が生産するJA特産の夏秋ピーマン「たじまピーマン」は関西最大級の生産量を誇ります。今年の定植本数は過去最高の約11万7千本で、出荷量は750トンを見込んでいます。産地規模拡大に向けて、生産者やJAなど関係機関が一丸となって、生産振興に取り組んでいます。
ピーマンの品質や収量の増加に向けて、かん水は必要不可欠です。ピーマンは他の野菜と比べて多くの水を必要とし、同協議会ではピーマンの苗1本につき1日約5L、日照りが強い日には約8Lのかん水を推奨しています。労力のかかる、かん水作業を自動化し、貯水タンクに肥料を入れることで施肥も行えるのが、同プロジェクトで支援金を充てる拍動かん水装置です。同協議会では、新規就農者や栽培規模拡大予定の農家を中心に、このかん水装置の導入を勧めています。
今回のプロジェクトは今年で2回目。対象商品は昨年に引き続き野菜BOX(大・小)と、キーマカレーの材料を入れたセット販売(8月末に販売終了)と、約1.5キロのピーマン詰め合わせの2つが新たに加わりました。ピーマン詰め合わせが一番人気で、102件の注文を受けています。10月末までの販売数量までに、今後も販売数は伸長する見込みです。