環境配慮「三ツ星」で発信 コウノトリ育むお米にラベル貼り販売

2024.03.05

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 環境に配慮した農業を推進するJAたじまは3月1日から、JA直売所「JAファーマーズマーケットたじまんま」(豊岡市)で、農水省の温室効果ガス見える化ラベルを貼ったJAブランド米「コウノトリ育むお米」の販売を始めました。ラベルは、対象品目の栽培方法の温室効果ガス削減率に応じて評価され、同米は最高ランクの三ツ星を獲得。JAでは消費者に向け、安全・安心なお米としての認知度を高めたい考えです。

 農水省は、農業由来の温室効果ガス削減の取り組み成果を分かりやすく伝えるため、削減率を星の数で示したラベルで「見える化」する実証実験を令和4年度から全国各地で開始しました。対象となるのは米や野菜、果樹など23品目。環境負荷低減を目指す農水省の「みどりの食料システム戦略」を念頭に置き、消費者が地球環境に良い農産物を選択できる環境を整えています。

 温室効果ガス削減率は、農薬や化学肥料、堆肥の使用量など、県の慣行栽培と比べて算出します。同米を生産するJAのコウノトリ育むお米生産部会の栽培暦をもとに計算され、減農薬タイプは32%、無農薬タイプは23%の削減で、いずれも星三つの基準(削減率20%以上)を達成しました。

 販売開始を祝い、JAの太田垣哲男組合長は「今まで取り組んできた環境創造型農業が農水省に認められ、生産者の励みになる。今後も消費者に、このラベルを通じて見える形でアピールしていきたい」と話しました。

 ラベルを貼った同米の販売は令和5年産販売期間の831日までです。三ツ星ラベルと一緒にQRコードも付け、ラベルや同米に関するアンケートを実施。JAでは、アンケート内容や今後の情勢・動向を踏まえ、その他JA農産物の見える化ラベル導入を検討します。

 令和6年産については温室効果ガス削減と併せて、今年3月から農水省が本格運用を開始した生物多様性保全も認められたラベルの取得を目指します。

 同米は、化学肥料不使用、化学農薬は不使用または最小限の使用など、コウノトリやその餌となる生物に優しい「コウノトリ育む農法」で栽培しています。無農薬タイプや減農薬タイプ、有機JASタイプなどがあり、JA部会では258人が約330haで栽培している。