職員15人が修了 水稲指導力養成セミナー「いねゼミ」
JAたじまでは今年から、営農職員の水稲栽培に関する指導力を高めようと水稲指導力養成セミナー「いねゼミ」を開いています。セミナーでは、営農指導の経験が浅い職員がベテランの営農職員から、水稲栽培に関する様々な知識や技術を現地での研修を中心に座学や施設見学など通じて全6回学びます。12月17日には、豊岡市清冷寺の「こうのとりカントリーエレベーター」で最終回を開き、参加した職員15人が全工程を修了しました。
最終回では、次年度に向けた総括として、平成30年産米の栽培を例に気象の変動が水稲の生育にもたらす影響について学んだほか、次年度の栽培暦や肥料農薬の変更点、平成31年産米から取り扱いを始める加工用米や多収穫米の栽培について確認しました。
参加した八鹿営農生活センターの中島健吾は、「水稲栽培の基礎を振り返るとともに、自身の指導方法について見つめ直す良い機会になった。今後もセミナーで培った知識を生かし、水稲の品質や収量を上げる栽培指導を心掛けていきたい」と話していました。
セミナーを立案した営農生産部 営農課の岡村達也課長は、「次年度は一方的に教えるだけでなく、学んだことを実践する機会を設けたい」と振り返り、「正確な知識と的確な判断力を身に付け、生産者から信頼される立派な営農職員に成長してほしい」と話していました。