みかた広域共同乾燥調製施設を建設 改修工事の安全祈願

2025.10.01

HP251001JAたじま みかた広域共同乾燥調製施設を建設、建て替え工事の安全祈願、兵庫・JAたじま.jpg

 JAたじまは10月1日、みかた広域共同乾燥調製施設の改修工事の安全祈願祭を新温泉町の同施設内で開きました。施工業者やJA役職員、行政など関係者約40人が出席し、工事の安全を祈願しました。同施設は令和8年3月の完成を目指します。

 同施設は昭和45年に建設。新温泉町浜坂で栽培された米を中心に集荷し乾燥・調整作業を行ってきましたが、老朽化に伴い改修工事に乗り出しました。改修後は、美方郡内(香美町・新温泉町)の米を、広域で取り扱う施設として稼働する予定としています。

 同日は、代表者らが地鎮の儀や玉串の奉奠(ほうてん)を行い、工事の安全を祈願。JAたじまの太田垣哲男組合長は「豊岡市のこうのとりカントリーエレベーターとの2拠点体制で、但馬地域の農業がさらに発展することを目指す。施工業者の皆さまには、安全に工事を行っていただくことを願っている」と話しました。

 同施設は、美方郡内を集荷対象に、1日当たり平均約100tを荷受けする予定。遠赤外線乾燥機6t8基や、色彩選別機、自動包装機(パレタイズロボ)などを備えます。

 設備も含めた総事業費は約6.6億円。新基本計画実装・農業構造転換支援事業を活用し、国や県、香美町・新温泉町からの補助を受けます。