香美町後期子牛品評会 最上位 雄・雌の部に中村さん 去勢の部に井上さん

 香美町とJAたじまは11月2日、第13回香美町子牛品評会(後期の部)を、美方郡新温泉町歌長の美方郡農村総合研修センターで開きました。町内で生まれた子牛を審査し、雄・雌の部の一等一席に、小代区の中村健治さんの出品牛「みかた29」を、去勢の部の金賞一席に、村岡区の井上哲也さんの出品牛「光福丸」を選びました。

171102kamityoukousinakamurasan.jpg 雄・雌の部で一等一席に選ばれた中村さんの出品牛「みかた29」は、今年の3月10日生まれで、父牛に「芳悠土井」、母方の父に「照一土井」の血統を持っています。非常に発育が良く、体上線・体下線共に平直で、輪郭鮮明で均称の取れた美方郡の子牛の持つ品位の良さが高く評価されました。中村さんは、「栄養のある良いえさを食べさせて、健康に育つよう心掛けた。最上位を狙っていたので選ばれてうれしい。これからも栄養管理に努めて良い牛を育てたい」と話していました。

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 去勢の部で金賞一席に選ばれた井上さんの出品牛「光福丸」は、今年3月6日生まれで、父牛に「芳悠土井」、母方の父に「丸福土井」の血統を持っています。月齢に応じた発育で、体に伸びやかさがあり、肩付きの良さや、躰の深み・背幅もあり腿も充実していたことが去勢牛として高く評価されました。井上さんは、「牛舎の掃除を徹底するなど、牛が病気にならことを第一に優先して育ててきた。結果につながってとてもうれしい」と喜んでいました。

 品評会は優秀な但馬牛を生産するための技術研修の場として毎年開催しています。町内の畜産農家25戸が、生後5カ月から8カ月までの子牛を出品。雄・雌の部に40頭、去勢の部に17頭の合計57頭が出品されました。JAたじま畜産部の職員が但馬牛としての資質、品位・均称や発育状態など1頭ずつ審査しました。

 そのほかの上位入賞牛と出品者は次のとおりです。

【雄・雌の部】

一等賞二席=「うえだ364」上田伸也さん(村岡区)

 同賞三席=「もりとみ」長瀬五一さん(村岡区)

 同賞四席=「きくなが8」長瀬五一さん

 同賞四席=「ふじまさてる2」井上哲也さん(村岡区)

【去勢の部】

一等賞二席=上田326」上田伸也さん

 同賞三席=「大間知」谷渕侑生さん(村岡区)

 同賞四席=「菊山」美方ファーム株式会社(村岡区)

 同賞四席=「上田328」上田伸也さん