第14回香美町子牛品評会 一等賞一席に森脇さん

180831kamityoukousiseri1.jpg 香美町とJAたじまは8月31日、第14回香美町子牛品評会の前期の部を美方郡農村総合研修センターで開きました。香美町内で生まれた但馬牛の子牛を審査し、雄・雌の部の最優秀賞である一等賞一席に村岡区丸味の森脇雄一さん(写真左)の出品牛「ひさいち3」を、去勢の部の金賞一席に村岡区熊波の井上哲也さんの出品牛「光福芳2」を選びました。

 同品評会は、優秀な但馬牛を生産するための技術研鑽の場として毎年、前期と後期の2回開いています。この日の品評会には、香美町内の約23戸の生産者らが、生後6から9カ月の子牛42頭を出品。同JA畜産部の職員らが、資質や品位、体積や均称など、出品牛の発育具合を一頭ずつ入念に審査し、上位入賞牛を選びました。

 雄・雌の部で一等賞一席に選んだ森脇さんの出品牛「ひさいち3」は、今年の1月生まれで、父牛に「芳悠土井」、母の父牛に「鶴山土井」の血統をもちます。審査では、全体の資質である皮膚、被毛と品位、特に体上線と体下線が優れていたことが高く評価されました。

 森脇さんは、「畜産業6年目にして初めて一等賞一席に選ばれとてもうれしい。良い牛に育つよう体調管理には特に気を付けた。後期では、両部門で最優秀賞を取れるよう今後も牛の飼育に一層努めたい」と喜びを語りました。

 同JA畜産課の村尾忠司課長は、「長引く猛暑で子牛の発育等を懸念したが、適確な飼育管理のおかげでその影響は少ないように見受けられた。今回出品された子牛は、美方郡産但馬牛のもつ被毛の良さや品位が特に優れており、但馬牛を次に伝えるための資質は充分に備えた子牛が多かった」と話していました。


 そのほかの上位入賞牛と出品者は次のとおりです。

雄・雌の部

一等賞二席=「もりひめ7」長瀬五一さん(村岡区)

  同三席=「かねこ456」上田伸也さん(村岡区)

  同四席=「てるしろ5」長瀬五一さん

 

去勢の部

 金賞二席=「富士波」谷渕侑生さん(村岡区)

  同三席=「辰姫」藤原幸恵さん(小代区)

  同四席=「上田406」上田伸也さん

  同五席=「照福悠」田中一馬さん(村岡区)