「豊岡ぶどう」出荷拡大に向け総会 新部長に関光明さん

170221budoubusoukaibutyou.jpg 豊岡市特産の「豊岡ぶどう」の生産者で組織するJAたじま葡萄部は2月21日、第49回通常総会を豊岡営農生活センター(豊岡市八社宮)で開きました。生産者や行政、市場関係者、JA職員など41人が出席。全議案を承認し、高品質で安全安心なブドウの栽培に努め、さらなる出荷の拡大を目指すことを決めました。また、総会では役員改選もあり、部長に関光明さん(54)を選びました。

 同部は平成28年度、生産者42人、約11haで「ピオーネ」を中心に「藤稔」「ベリーA」「シャインマスカット」など約2tを出荷。株式会社サザビーリーグ(東京都渋谷区)が展開する洋菓子店「パティスリーキハチ」への出荷や東京の「豊岡アンテナショップ」での販売促進のほか、県のふるさと納税返礼品への販売など、地元外への販路の拡大を積極的に進めてきました。29年度も引き続き販路を拡大していくほか、農薬や化学肥料の使用を抑えて栽培し、信頼性の高いブドウとして販売するため、安全安心な農作物の証である兵庫県の認証ブランド「ひょうご安心ブランド」・豊岡市の認証ブランド「コウノトリの舞」の登録面積の拡大を進めます。また、消費者の需要に対応するため、新品種の生産量を増やし、長期貯蔵技術の試験を昨年度に引き続き実施します。

 関部長は、「年々、知名度も上がってきて消費者の期待も高くなっている。期待に応えられるよう、今後も安定した出荷を心掛けておいしいブドウを生産したい」と意気込みを語りました。