より高品質なみかた棚田米へ 総会で決議

170413mikatatanadakaityou.jpg 兵庫県美方郡の中山間地域で栽培されるブランド米「みかた棚田米」の生産者で組織する、JAたじまのみかた棚田米生産部会は、4月13日、総会を健康福祉センター「すこやかーに」(美方郡新温泉町湯)で開きました。生産者や行政、JAなど約30人が出席。29年度は、JAとより連携し、現地講習会やほ場巡回など、出向く営農指導で、生産者の栽培技術を高め、さらなる品質の向上を目指します。

 総会では、同生産部会の浅田忠嗣部会長(写真)が、「今後も部会員一丸となって、高品質でおいしいみかた棚田米を生産し、部会のさらなる発展を目指していこう」とあいさつ。出席者らは、17年度の事業計画などを確認し、1等米の増産に向けて意思を統一しました。

 同部会は28年度、生産者290人が約90㌶で栽培。阪神間のスーパーなどに約300㌧出荷しました。6月中旬から7月中旬にかけての日照不足による育成遅れが心配されていましたが、8月に高温、多照が続いて順調に生育。平年並みの作柄で、1等米の比率は95%となりました。

 

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 総会後、同JAの濱尚記農機センター長が、「気を付けよう!農作業事故、農作業を安全に行うために」と題し、耕耘機や田植え機など、農機を使用する際の注意点を説明。濱センター長は、「小さな油断が大きな事故を招く。棚田での作業は危険なので、トラクターや田植え機などの大型農機による作業は、特に安全管理に努めてほしい」と注意を呼びかけました。出席者らは、熱心にメモをとりながら聴講していました。