紫さや「ツタンカーメンのエンドウ豆」出荷ピーク

170524tutan1.jpg 紫色のさやが特徴の「ツタンカーメンのエンドウ豆」が、豊岡市但東町で出荷の最盛期を迎えました。但東シルク野菜部会が栽培し、生育は順調です。昨年は鹿による被害などで計画を大きく下回りましたが、今季は約100kgの出荷を見込んでいます。

 「ツタンカーメン」は実エンドウの一種で、20世紀初めにエジプトのツタンカーメン王の墓で見つかったとされる豆。ポリフェノールを多く含み、豆ご飯にすると赤飯のような色になります。

 今季は生産者2人のうちの大石純一郎さんのみが生産しています。出荷は、例年通りの5月22日に始まりました。6月10日ごろまでに、主に京阪神の市場に出荷します。約3aで栽培する大石さんは、「大きさや実の太りはまずまず。昨年はほとんど出荷できなかったが、安定した出荷が見込めそう」と話していました。