香住ナシ 袋かけ作業順調

0519kasuminasihukurokakenaka.jpg JAたじまの香住果樹園芸組合では、ナシの小袋かけ作業に追われています。袋かけは、日焼けを防ぎ、ナシを病害虫から守るだけでなく、農薬の付着も減らせる大切な作業です。今年は天候が良く、生育が順調で、平年通りの作業開始となりました。作業は5月下旬まで続き、6月には2回目の袋をかけます。8月下旬には収穫を迎えます。

 美方郡香美町香住区矢田で約65年に渡りナシを栽培している、同組合の岡田儀明さん(83)は、10日から家族総出で作業を開始。軸の太い形の整った果実一つ一つに丁寧に袋をかけて回っています。岡田さんは、「今年は天候が良く、受粉後の結実も安定している。袋かけの作業は大変だけど、少しでもおいしいナシを消費者に届けたいので、絶対に手は抜けない」と話していました。

 同組合は28年度、54人の生産者が、ナシ「二十世紀」を中心に約17.1㌶でナシを栽培。約158.6㌧を贈答用や市場に出荷しました。