親子で米づくりを体験 消費者産地に招き交流会

170520tutikaori.jpg JAたじまのつちかおり米協議会と生活協同組合コープこうべ、全農パールライス、全農兵庫県本部は5月20日、コープス兵庫コシヒカリ親子米作り体験ツアーを宿泊研修施設うづかの森(美方郡香美町森脇)で共催しました。ツアーは全3回で、コープこうべへ契約出荷している特別栽培米コシヒカリ「つちかおり米」の田植えから稲刈りまでを消費者が体験します。米づくりを通して食と農のつながりを学んでもらうとともに、同米のファンになってもらおうと3年前から開催しています。

 第1回には、同生協組合員の親子13組が参加。JA職員から米づくりや同米の歴史についての説明を聞いたあと、実際に施設周辺のほ場で、同協議会員に植え方を教わりながら、田植え枠を使って一本一本丁寧に手植えをしました。また、田植機による植え付けも体験しました。神戸市から参加した男性は、「生産者の方々の苦労や思いを知り、毎日食べているお米のありがたみに改めて気が付くことができた。つちかおり米への興味がさらに高まったし、愛着もわいてきた。ぜひ、稲刈りも親子で参加したい」と話していました。

 ツアーは今後、6月25日にほ場で生き物調査、9月16日に稲刈りを行う予定です。

 同米は、化学合成肥料窒素成分を慣行栽培の9割減、農薬の使用を慣行栽培の5割以下に抑えた特別栽培米コシヒカリ。同生協が掲げる、人と自然にやさしい食べ物づくりを目指して、安全・安心をいっそう追及するブランド「フードプラン」に指定されています。強い粘りとコシがあり、冷めてもおいしいのが特長。同協議会430名が約272㌶で栽培しています。