信頼される産地づくりを一層強化 総会で確認

 今年で栽培30周年を迎えるつちかおり米協議会は、30周年を節目に、環境に配慮したおいしいお米作りと消費者に信頼される産地づくりを一層強化します。6月19日に本店で開いた総会には、生産者、取引先の生活協同組合コープこうべ、全農パールライス株式会社、JA全農兵庫県本部、行政関係者やJAたじま役職員ら40人が出席。栽培基準の遵守など生産工程管理の確実な記帳、現地講習会や、食味、土壌の分析と活用などによる栽培技術の向上と、消費者や販売者と生産者との交流を通じた産地のPRに尽力することを決めました。平成29年度は、生産者416人で1,020tの出荷を目指します。

170619tutikaori.jpg 総会では、同協議会の杉岡富之会長が、「30周年を迎え、これまでつちかおり米を支えてきた生産者、販売関係者や消費者への感謝を忘れず、ここからまた新たな気持ちで、安全安心でおいしいお米作りに一層力を入れていこう」とあいさつ。JA職員らが、同米の生産、販売の状況や同協議会の活動を報告しました。

 コープこうべ職員は、「環境への配慮などに関心のある消費者が増えている。つちかおり米の一層の発展に向け、生産者との学習会などで販売の担当者が同米の理念を学び、しっかりと消費者に伝えていきたい」と話していました。