産地訪れ稲刈りを体験 消費者ら農業への理解深める

170909izumiyainekari1.jpg JAたじまとイズミヤ株式会社は9月9日、同社が販売する但馬産のコシヒカリの消費者を産地に招いた稲刈り体験ツアーを開きました。ツアーには、商品を購入し、応募して選ばれた11家族約40人が参加し、豊岡市木内の渡辺良策さんのほ場で稲刈りやサツマイモ掘りを体験したほか、同JAの米倉庫や精米工場などの施設を見学しました。

 ツアーは、消費者に農業体験を通して食と農業への理解を深めてもらい、但馬産コシヒカリのファンを増やすことを目的に4年前から毎年開いています。

 稲刈りでは、渡辺さんから鎌の扱いについて説明を受けたあと、消費者らは教わった通りに、鎌で手を切らないよう親指を上にして稲を持ち、鎌を引くようにして一株一株丁寧に刈りとりました。また、コンバインによる稲刈りも体験しました。施設の見学では、同JA職員が、米倉庫の役割や玄米から精米までの工程などを説明。消費者らは、収穫したお米が、お店に並ぶまでの工程を学びました。

 大阪から訪れた女性は、「普段ではなかなか体験できないことをたくさん体験することができた。毎日食べているお米の生産現場や生産者の思いを知ることができて良かった」と話していました。渡辺さんは、「消費者の方々に喜んでもらえたようで満足。消費者の農業体験を望む声がある限りツアーの協力を続けたい」と話していました。