「なしおとめ」収量増目指し 高接ぎ講習会

171011nasiotomenaka.jpg ナシ生産者、JAたじまと行政が組織する兵庫県梨振興協議会は10月11日、2018年夏に初出荷を目指す新品種の青ナシ「なしおとめ」の生産拡大に向けて、高接ぎ講習会を美方郡香美町香住区守柄の果樹園で開きました。同協議会員約20人が参加し、高接ぎの作業手順を確認しました。

 既存品種の生り枝である台木に新品種の穂木を接ぎ木することで、苗木から育てるよりも1年ほど早く収穫ができるため、同協議会では積極的に高接ぎを行っています。

 講習会では、新温泉農業改良普及センター職員が、接ぎ木に使う枝の調整や台木への固定など高接ぎを実演。冬場の乾燥や雪の影響を少なくして活着率を上げるためにも、絶縁テープと接木テープでしっかりと接ぎ木箇所を隙間なくぴったりと合わせ、テーピングするよう呼びかけました。参加者らは、実際に高接ぎを行い、正しい作業を確認しました。

 同協議会員の