創作スイーツで香住梨を満喫 フェア開幕

171106kasuminasi1.jpg 香美町香住区特産のナシ「香住梨」のスイーツフェアが11月6日、始まりました。但馬地域内の菓子店など11業者が、香住梨を使ったそれぞれのオリジナル商品を期間限定で販売します。フェアは12月3日まで。

 ナシ生産者や行政、JAたじまでつくる香住梨協議会が、香住梨の知名度の向上を目的に今年初めて企画しました。香住区は県内一のナシ産地で、青ナシ系の「二十世紀」を中心に約10品種を生産しています。今回は、甘みと適度な酸味、しゃきしゃきの食感が特徴で、保存ができることなどから製菓材料に適しているとされる赤ナシ「新興」を使用しました。

 イベント初日にJA香住支店で開いたお披露目会には、ロールケーキやタルトなど趣向を凝らしたスイーツ15点が並び、同協議会員らが試食しました。JAたじまのナシ生産者組織、香住果樹園芸組合の吉川春雄副組合長は、「一つの食材でもいろんな調理法がある。ナシの甘さや食感がよく生かされていておいしかった」と話しました。香住営農生活センターの山田博センター長は、「香住には二十世紀のほかにもいろんな品種のナシがある。このイベントをきっかけに多くの人に香住梨を知ってもらい食べてもらいたい」と話していました。

 期間中、参加店舗の店頭には「潮風香る 香住梨 スイーツフェア」と書いた小型ののぼりやパネルなどを設置します。