黒大豆の品質など審査 共励会で優秀な生産者決まる

 JAたじまあさご黒大豆部会は3月9日、黒大豆の品質やほ場管理の適切さなどを審査して優秀な生産者を決める、平成29年度朝来黒大豆共励会の子実審査を和田山支店で開きました。朝来農業改良普及センターの鍋谷敏明所長や、同部会の藤本茂樹部会長ら審査員9人が、出品された黒大豆の外観を審査しました。

180309kyoureikai.jpg 共励会は、生産者の栽培技術を改善し黒大豆の品質を高めるために開いています。今回の子実審査には、11月に開いたほ場審査で選ばれた15人が出品。生産物は、ほ場審査の時に無作為に抜き取った5株を選別・調製した中から選びました。

 審査員らは、出品された黒大豆の大粒割合、しわ粒や裂皮の混入状況や着色具合などを一点一点慎重に確認。規格別の比率、収量や2L以上の割合などを照らし合わせ、ほ場審査の結果や出荷実績などを総合的に判断して序列を決めました。優秀と認められた生産者は、19日に開く黒大豆振興大会で表彰します。 

 審査委員長を務めた鍋谷所長は、「台風の影響を心配していたが、出品された黒大豆はしっかりと管理ができていて大粒のものが多かった。共励会の結果を励みに、次年度も生産面積の維持・拡大に努めてほしい」と話していました。