「丹波黒大豆」手選始まりました

181122kurodaizu1.jpg 正月用の食材として需要が高い特産「丹波黒大豆」の出荷に向けた選別作業が11月22日、朝来市の和田山営農生活センター管内で始まりました。JAたじまあさご黒大豆部会の部会員が生産した黒大豆を、熟練の作業員が手作業で傷の有無などを確認。作業は1月下旬まで続きます。

 丹波黒大豆の生産者で構成する部会では今季、市内の90人が約30haで栽培。大粒で、煮ても皮が破れにくく、色つやの良さや肉厚でもっちりとした食感が特徴です。

 JAでは11月中旬から黒大豆の荷受けを始めました。JAの共同施設で乾燥、脱粒、機械で大きさごとに仕分けした後、作業員が手作業で皮の破れや虫食いなどを1粒ずつ確認。最盛期の12月中旬には約30人が作業にあたります。選別後の黒大豆は、県内業者を中心に販売して全国の消費者に届けられます。

 作業員の女性は、「黒大豆の品質を維持するためにも、機械では判断できないところを私たちの目でしっかりと確認したい」と話していました。和田山営農生活センターの竹村裕介営農相談員は、「8月の開花期の干ばつにより結実が悪かったことなどもあって、収量は昨年をやや下回る見込みだが、品質はまずまず。消費者の期待に応えられる良質な黒大豆を出荷したい」と話しました。