「美方大納言小豆」品評会 馬場さん 2年連続で最優秀賞を受賞 

181212mikatadainagon.jpg JAたじまの美方大納言小豆生産組合は12月12日、村岡営農生活センターで美方郡特産のアズキ「美方大納言小豆」の品評会を開き、新温泉町の馬場浩さんを2年連続で最優秀賞の兵庫県知事賞に選びました。

 品評会は、生産者の栽培意欲を高め、品質の向上に寄与することを目的に毎年開いています。今回は、香美町から73点、新温泉町から31点の計104点(1点200g)が出品されました。品評会では、同生産組合の長谷坂栄治組合長と行政、JAで構成する審査員ら約10人が、粒の大きさや粒ぞろい、色合いの良さ、虫食いやシワ入りといった被害粒の有無など一点一点入念に審査し、最優秀賞1点、優秀賞4点、技術賞3点を選びました。

 最優秀賞に選んだ馬場さんの出品したアズキは、大粒で粒ぞろいも良く、多くの粒に鮮やかな赤色や烏帽子の形など美方大納言小豆の特徴がよく表れていたことが高く評価されました。入賞者への表彰は、来年に開く同生産組合の生産者大会で行う予定です。

 村岡営農生活センターの穴田哲也次長兼営農相談員は、「今季は7月の播種後の猛暑による発芽不良と天候不順による莢付きの遅れで収量に大きく影響し、作柄も例年に比べ粒が少し小さめだった。品評会を通じ、来季の品質向上と収量増および、今季以上に良質な大納言小豆の出品を期待する」と話していました。

 美方大納言小豆は、一般的なアズキよりも大粒で風味が良く、煮崩れしにくいのが特長です。今季は同生産組合の生産者146人が、約20㌶で栽培。天候不順により収量が増えず、昨季より大幅減の約5㌧の出荷を見込んでいます。
 その他の結果は次のとおり。

優秀賞(たじま農業協同組合代表理事組合長賞)=竹中道明さん(新温泉町)

同 賞(全国農業協同組合連合会兵庫県本部長賞)=赤坂典明さん(新温泉町)

同 賞(香美町長賞)=渡邊均さん(香美町)

同 賞(新温泉町長賞)=寺谷敏さん(新温泉町)

技術賞=黒田正勝さん(香美町)、田門信二さん(香美町)、岸本巌さん(香美町)