一層のブランド強化へ、農法の順守徹底

 コウノトリ育むお米生産部会は2月26日、本店で通常総会を開き、「コウノトリ育む農法の順守と更なる品質向上」を次年度の活動方針に決めました。全会員が環境に配慮した農法の理念や作業手順を再確認して生産に取り組み、高品質米を安定的に供給する産地の確立とブランド力の向上を目指します。

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 平成31年度は、各支部の栽培講習会の開催やほ場確認の体制を強化し、栽培指導に力を入れます。支部役員、行政、JA等が5~7月にかけてほ場を見て回り、コウノトリ育む農法の取組事項の早期湛水や深水管理、中干し延期等の実施を徹底します。このほか、新たな販売先の要望に応えるため、無農薬の有機JAS認証米の増産、コシヒカリとは作業時期の異なる多収性品種の生産などにも取り組みます。また食味分析検査を次年度も行い、会員間の意識を高めて品質向上を図ります。

 大原博幸部会長は「昨年は国際規模の米食味コンクールに部会で初入賞し、おいしいお米を証明できた。会員一人一人が農法の理念や作業を理解して生産に取り組み、安全、安心でおいしいお米を皆さんに届けたい」と話していました。

 総会には各支部の役員、行政やJA職員ら約50人が出席。平成30年度の事業報告や31年度の事業計画など2議案を審議し、原案通り承認しました。