黒大豆総合審査 優秀生産者決まる

 「丹波黒大豆」を生産するJAたじまあさご黒大豆部会は3月5日、共励会の総合審査会を和田山営農生活センターで開きました。部会役員、行政やJAの職員ら審査員9人が、これまでの圃場審査と今回の生産物審査の結果を合わせて、優秀な生産者9人を選びました。

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 共励会は、生産者の生産技術・品質と栽培意欲の向上を図るため毎年開いています。今回の生産物審査は、11月の圃場審査で選ばれた15人が出品。圃場審査で抜き取った5株の子実を選別、調製したものが審査の対象となりました。

 朝来農業改良普及センターの西村雅也所長や藤本茂樹部会長らが、子実の大粒割合、しわ粒や裂皮の混入状況、外観の着色具合などを調べました。収量や規格別の比率や、2L以上の割合などを照らし合わせ、圃場審査の結果や出荷実績などを総合的に判断して順位を付けました。3月19日に和田山支店で開く振興大会で表彰します。

 藤本部会長は「昨年は夏場の豪雨や干ばつによる被害が大きく、収量は前年の半分以下。全国的に品薄で単価はよかった。共励会の結果を励みに次年度もがんばって生産してほしい」と話しました。査委員長を務める西村所長は「審査対象のものは圃場管理から生産物の品質に至るまで平均して高得点だった。天候不順の中、気候や土地の条件に合わせた管理ができていた」と評価しました。