良質な「香住梨」を増産しよう 総会で取組を確認

 美方郡香美町香住区のナシ生産者で組織するJAたじまの香住果樹園芸組合は3月6日、通常総会を同JA香住支店で開催。平成31(2019)年度は、消費者が求める安全・安心でおいしい「香住梨」の増産に一層努めます。出荷量180㌧を目標に掲げました。


 同組合は30(2018)年度、生産者48人が約16㌶で品種「二十世紀」を中心に栽培し、118.5㌧を地元や京阪神の市場、沖縄、同JAの農産物直売所「ファーマーズマーケットたじまんま」などへ出荷しました。今季は7月から8月にかけて雨が少なく、全体的に小玉傾向だったため、出荷量は29(2017)年度より6.6㌧減りましたが、玉数では5,000玉ほど上回りました。31(2019)年度は、昨年8月中旬から本格出荷を始めた有望品種「なしおとめ」を計画的に導入・改植し、労力の分散と出荷期間の延長を図るほか、農薬の適期・適正使用に努めます。


 総会には、生産者や行政、JA役職員など関係者ら約40人が出席。30(2018)年度の事業と収支、31(2019)年度の事業計画と収支予算など全6議案を審議し、全て原案通り承認しました。

 総会ではこのほか、優秀なナシ生産者を決める「第33回香住梨高品質コンクール」の表彰式があり、最優秀賞の香美町長賞には、香住区間室の池田元継さん(写真左)が選ばれました。池田さんが最優秀賞に選ばれるのは今回で3度目です。

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優秀なナシ生産者として表彰を受ける池田さん

そのほかの結果は次のとおりです。

優秀賞(豊岡農林水産振興事務所長賞)=谷脇幸男さん

優良賞(新温泉農業改良普及センター所長賞)=南垣茂さん

同 賞(香美町農業委員会長賞)=原久さん

同 賞(兵庫県農業共済組合連合会長賞)=田門政晴さん

同 賞(全国農業協同組合連合会兵庫県本部賞)=黒野昇さん

同 賞(たじま農業協同組合長賞)=岸本晃さん

同 賞(香住果樹園芸組合長賞)=南垣均さん