特産アズキ「美方大納言小豆」の一層振興を 総会で確認

IMG_3564.jpg JAたじまの地域振興品目の一つである「美方大納言小豆」を栽培する、美方大納言小豆生産組合は2019年度、作業の省力化を図るため、播種機を同組合で購入して、増産を目指します。8月6日に保健福祉センターすこやかーに(美方郡新温泉町湯)で開かれた総会で決めました。生産者や行政、JA職員ら約30人が総会で、2018年度の栽培を振り返り、さらなる産地拡大に向けて意思統一しました。
 昨年度は度重なる台風の影響で2017年度の約12tを大きく下回る約6tを出荷した。今年度も引き続き組合長を務める長谷坂栄治さんは「今年は梅雨入りが遅く、天候に不安があったが無事播種を終え、順調に芽が出てきた。暑い日が続くが、質の高い美方大納言小豆を栽培し、少しでも多く出荷したい」と話していました。
 総会後には、新温泉農業改良普及センターの寺田章普及主査が、栽培技術の向上を目的に研修会を実施。昨年度から今年度にかけての気象状況を説明しました。今年は暖冬だったことで、病害虫の越冬量が多く増殖が進んでいると考えられます。また、梅雨入りの遅れにより、6月後半から7月下旬まで降雨が多かったことで、雑草も繁茂しやすい状態になっていることから、徹底した防除を呼び掛けました。
 同アズキは白いさやで粒が大きいという特長があります。色鮮やかで煮崩れしにくいことから、とくに和菓子に適しています。需要に対して、供給が追い付いていないのが現状です。