「二十世紀」ナシ初出荷 糖度例年並み

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 香住果樹園芸組合は828日、JA香住梨選果場(美方郡香美町香住区香住)で香美町香住区の特産ナシ「二十世紀」の今季の出荷を始めました。心配された台風10号は幸い直撃をまぬがれ、この日を迎えました。

 同組合の吉川晴雄組合長は「雨不足によって例年に比べやや小ぶりだが、最近はよく雨が降っているので、2,3日で玉太りが期待できるだろう」とあいさつ。その後JA職員が昨年、カメムシが多く見られたことから、虫食いなどの被害に注意して選果するよう呼びかけました。

 作業員約40人が選果し、出荷作業を行いました。作業員の目で選別したあと、光センサーに通し、大きさと糖度を測り、等級ごとに箱詰めしました。平均糖度は11.2度と例年並みでした。収穫したナシは大阪や地元の市場、地元のファーマーズマーケット「たじまんま」で販売される見通しです。この日出荷されたナシは約400kgで、9月上旬に出荷が最盛期を迎えます。出荷は920日まで続き、120tの出荷を目指します。

 JAでは選果場内に直売所を併設しており、贈答用などの注文を受け付けています。お問い合わせは香住梨選果場TEL0796-36-2910まで。