サンショウの若葉「木の芽」出番 品質良好

200403JAたじま 「木の芽」出荷.JPG  香住野菜生産組合山椒部会は、料理の彩りや香り付けに使われる「木の芽」の収穫作業に追われています。3月27日に始まった出荷は5月上旬まで続き、約1・2トンの出荷を見込んでいます。
 同部会は美方郡内の生産者36戸で構成していて、8割以上を出荷している香美町香住区余部の御崎地区は日本海に面した山の斜面を利用して栽培しています。日当たりが良く、水はけもよいので、絶好の条件がそろっています。同部会が生産する「木の芽」は濃い味わいで、香り高いのが特徴です。
 同部会の岡田和部会長は「4月上旬にみぞれが降ったりして心配したが特に影響もなく、品質は昨年に比べて良いだろう。最盛期には家族一丸となって作業を頑張りたい」と話していました。香住営農生活センターの担当者は「現在、京都府の料亭や京阪神の市場に出荷しているが、新型コロナウイルスの影響で木の芽の需要減にならないことを祈る」と話していました。